SEO対策のための「1記事1キーワード」作戦

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あなたのブログのアクセス数はどれくらいですか?

私のブログでは、今週のアクセス数は「7」でした。(笑)

 

研究者にとって、他人からのフィードバックは生命線です。自分の研究が間違った方向に進んでいないか、より良いアイデアがどこかに落ちていないか。研究者が自分の手を止めてでも学会に足を運ぶのは、新たな知見を得るべく他の研究者からフィードバックを受けにいくために他なりません。

しかし、現状ではフィードバックどころか、視聴者すらほとんどいません。他者から研究のフィードバックを得るためには、ブログのアクセス数を何としても増やさなければなりません。アクセス数を増やすための方策はいくつか考えられますが、今回はその中でも、「SEO対策」について検討します。

 

SEO対策とは、あるキーワードの検索結果において上位に表示されるよう、ブログ記事の中身を調整することを指します。SEO対策は奥深く、1つの記事ではとても扱いきれないほどなので、本記事ではその中でも、「1記事1キーワード」についてのみ説明します。

これは、複数のキーワードを対象にするのではなく、1つの記事につき対象キーワードは1個に絞りこむことが大事である、ということです。これは、Google検索エンジンの評価を上げるために必要なことです。

 

この記事では、なぜ1記事1キーワードが重要なのか、その理由と、本ブログにおいてどのように実現していくのかを説明します。

 

目次

 

 SEO対策とは何か?

 

まず始めに、SEO対策とはいったい何なのかについて説明しておきます。 

 

SEOとは「検索エンジン最適化」という意味で、自分のホームページをYahoo!Google等の検索エンジンの検索結果の上の方に表示させるテクニックのこと。

SEOとは? - ホームページのSEO対策入門(初心者むけ)

 

Googleなどの検索ツールでは、自分が調べたいキーワードを入力することで、そのキーワードに合った検索結果が出力されます。その際、キーワードを含むWebページがランダムに選出されるのではなく、利用者の検索意図に合いそうなWebページがランキング上位順に表示されます。

 

SEO対策とは、この検索結果のランキングで上位に選出されるよう、Webページの中身を良い感じに設計していくことをいいます。検索エンジンからの評価が高ければ、それだけ上位に配置されるようになっています。すなわち、検索エンジンが好みそうなブログ記事を書くことがSEO対策の本質となります。

 

Google検索だけに焦点を当てる

 

ところで、検索ツールというのは、Google以外にも様々な会社が輩出しています。例えば、日本ではYahooがGoogleに次いでよく利用されています。世界的には、Bingという検索サービスがシェア第2位に君臨しているようです。

先ほど、検索エンジンが好みそうなブログ記事を書かなければならないといいました。それでは、Googleだけでなく、YahooやBingの検索エンジンについても、好みを把握しなければならないのでしょうか。

 

私の答えは「No」です。確かに、厳密には世界中に存在するあらゆる検索エンジンの好みを反映させるべきですが、私のような個人事業主がそこまで徹底するのは不可能に近いです。

一方で、Google検索エンジンのシェア率を考慮すると、Google利用者だけに特化した戦略でも十分に戦えそうです。

 

日本ではPC・モバイルともにGoogleとYahooで90%を超えるシェアとなっています。

【2019年版】日本・世界の検索エンジンシェアと種類一覧

 

引用した記事では2019年時点での結果ですが、実際にstatcounterで2020年6月時点のシェア率を調べてみたところ、Googleが77.55%で第1位、Yahoo!が18.33%で第2位でした(2020年7月23日に調査)。したがって、検索サービス利用者の77%については、Google検索エンジンに対するSEO対策だけでカバーできます。

 

 Yahoo!GoogleSEOは、検索エンジンが同じなので別々に行う必要はありません。
特に意識せず、GoogleSEOを実施するようにしましょう。

Yahoo!とGoogleの検索エンジン・SEOは一緒なのか違うのか?

 

また、実はYahoo!検索エンジンGoogleのものと全く同じなので、Google用のSEO対策はYahoo!検索エンジンに対しても効果を発揮します。よって、合計95.88%の検索サービス利用者を、たったひとつの検索エンジンの好みを把握することで対象とすることができます。

 

以上の理由から、本ブログではGoogle検索エンジンに特化したSEO対策を行うことで、アクセス数の向上を図ることができます。

 

 1つの記事に入れるキーワードは1つだけ!

 

しかし、Google検索エンジンに対するSEO対策は多岐に渡るため、今回の記事では扱う内容を一つに絞ります。それが、「1記事1キーワード」です。

これは、様々なキーワードに対して1位を狙うのではなく、それぞれのキーワードごとに記事を作成するべきということです。1つの記事で複数のキーワードをカバーできるならとても効率的に見えますが、一体なぜキーワードを1つに絞り込むべきなのでしょうか。それは、Google検索エンジンの評価方法に理由があります。

 

 現在のGoogleは、単語のつながり、前後の文脈などから内容を理解し、評価している傾向にあるため、異なるキーワードでどちらとも上位を狙うには無理があり、1記事1キーワードで対策することが重要となります。

1ページ1キーワードに絞る理由について

 

Google検索エンジンでは、それぞれのWebページがサービス利用者の検索意図に適合しているかを判断するために、各Webページの「内容」を理解するようにできているようです。

もし、2つのキーワードを1つの記事に埋め込んだ場合、Google検索エンジンはそのどちらかのキーワードのみを認識して内容を断定してしまうため、もう片方のキーワードはノイズにしかなりません。結果的に、内容があやふやだと判断されてしまい、検索エンジンからの評価が下がってしまうというわけです。

 

 Googleはどれか1つのバージョンしか見ない。インデックスもそのどれか1つしかしない。もし他のコンテンツもインデックスさせたいようなら、クロールできるように、URL一つにつき、一つのコンテンツだけ載せることだ。

「1ページにコンテンツは1つだけ」/Googleが念押し

 

この「1記事1キーワード」については、Googleからも明確に推奨されています。引用文はGoogle社のジョン・ミューラー氏の発言の一部です。したがって、1記事のキーワードを1つに絞るべきという意見は、十分に信頼性のあるものといえます。

 

「1記事1キーワード」を実現するために

 

以上より、本ブログでは「1記事1キーワード」を徹底することにしました。そして、それに先立ってブログのデザインと更新方法について見直すことにしました。

 

これまで、複数の研究結果を1つの記事にまとめていたので、1つの記事にかかる文字数が膨大となってしまい、とても読みづらいものとなっていました。今回から、1記事のコンテンツを一つに絞り込むので、必然的にブログの体制が変わっていきます。

ここからは、「1記事1キーワード」を導入するにあたって、ブログの体制をどのように変えたのか、それを紹介します。

 

各記事にカテゴリーを付ける

研究論文を読んだことのある人なら想像できると思いますが、一つの研究成果は様々な実験のもと成り立っています。もし、それぞれの実験結果を1コンテンツとして紹介する場合、一つの研究成果が複数の記事に分散してしまうことになります。

したがって、同じ研究成果に属する記事を探す機能が必要となります。本ブログでは、研究成果を追跡するために3つの方法が実装されています。

 

  • トップページの検索機能で記事を探してもらう。
  • 記事の最後に次記事へのリンクを付ける。
  • カテゴリー機能で記事をグループ分けする。

 

検索機能と次記事へのリンクについては分かりやすいと思うので、ここではカテゴリー機能について説明します。はてなブログの記事には、自由にカテゴリーを付けることができます。

 

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カテゴリーは、記事のタイトル下部に表示されます。ここで、カテゴリーをクリックすることで、同じカテゴリーを持つ記事を検索することができます。

PC版の場合、カテゴリーは右のサイドメニューにも表示されます。また、プロフィールページには研究概要が紹介されているので、そこから該当の研究成果へアクセスできるようにもしていきます。

 

1週間ごとに記事を投稿する

 1つの記事に書く内容を厳選することで、1記事における文字数が減少します。それによって、1つの記事にかかる制作時間が短くなると考えられます。そこで、せっかくなので制作時間が短縮された分、投稿頻度を上げるためのノルマを課したいと思います。それは、「1週間に1つ以上の記事を投稿する」です。

 

記事の投稿頻度を増やすのは、SEO対策としても有効です。今は本業があるので、1週間より短い期間で記事を定期的に投稿するのは厳しいですが、これくらいのノルマなら休日を使えば不可能ではないはずなので、身を引き締めるためにチャレンジしたいと思います。

 

研究進捗がよくないとき

 とはいうものの、1週間に一つの研究成果を上げるのは難しいかもしれません。時期によっては、研究進捗が一切ないときもありえます。そこで、研究成果が挙がらなかった場合は、以下の内容で記事を書くことにします。

 

  • 現在の進捗状況
  • あるテーマに対するコラム

 

したがって、もし何も報告できるものが無かったとしても、何かしらの記事を週に一回投稿するつもりです。

 

まとめ

 

今回の記事では、Google検索エンジンSEO対策として、「1記事1キーワード」が有効であることを説明しました。また、「1記事1キーワード」を守るために、カテゴリー機能などを導入したり、研究概要ページを設置したりしました。

 

記事の中にも書いた通り、今後は週に一回の投稿に挑戦していきます。もし今後の活動に興味を持っていただけましたら、このブログをブックマークするか、私のTwitterアカウントをフォローして頂けると嬉しいです。

 

 

この記事は「デザイン研究」の記事です。次の記事はこちら!

emoriroom.hatenablog.com